2025/11/15
Excel
参照は4種類ある!知らないと損する数式テク
xcelで数式をコピーしたら、「参照先がズレてしまった…」そんな経験ありませんか?
実はこれ、「参照の種類」を理解すれば一気に解決します。
そしてその切り替えは F4キーだけで4パターン。今日は、この4種類の違いをお伝えします。
まずは基本。参照には4種類あります。

1.相対参照:A1
2.絶対参照:$A$1
3.複合参照(列固定):$A1
4.複合参照(行固定):A$1
F4キーを押す度に、この順番で切り替わります。
■絶対参照($A$1)
同じ税率・係数を何度も使う計算
例)売上×消費税率など
税率セル(例:D2)を $D$2 にしておくと、どこにコピーしても参照がズレません。
セルを「固定したい」時は迷わず絶対参照。
中級者以上も、実はここが甘くて数式が壊れることが多い部分です。
■複合参照(A$1、$A1)
行だけ固定(A$1) → 1行目は固定、列は動ける
列だけ固定($A1) → A列は固定、行は動ける
■よくある実務例
商品 × 店舗 の表で、「左にある単価列」と「上にある係数行」を掛け合わせるとき、縦は$A1、横はA$1といった複合参照が使われます。
「これ知らなかった!」とよく言われるテクです。
実務で多い“数式が壊れる”原因のほとんどが、この相対・絶対・複合参照の理解不足からきています。
この4種類を覚えるだけで、「なんとなく使っていた数式」が、格段に扱いやすくなりますよ。
ぜひ活用してみてくださいね。



